2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

マネジメントについて

5日ぶりくらいの更新。今日はマネジメントについて思うところを書いてみます。私は今、会社で5名くらいのチームのリーダをやっていて、その体験をもとに気づいたことなどを。 社交性とマネジメント 私は社交性に乏しい人間だと自覚しているのだが、社交性が…

JSON処理オートマトンの構想

今日は構想したり調べたりで時間を使いすぎてしまってあまり書けることがないのですが、毎日更新のペースを守るためにとりあえず書きます。 JSON処理オートマトンみたいな構想 最近はajaxやHTML5、MongoDBなどJSON花盛りな感じになってるが、JSONはXMLなどと…

短期的観点での先進ITとGDP

今日はコンビニで買ったボジョレーヌーボーを飲みながら、コラムを書いてみます。 いつもと違ったテンションになるだろうか。 効率化と雇用 いつも楽しく読ませてもらっている、「ちきりんの日記」。その中でも時々思い出す名作エントリの一つがこれ。 ちき…

第19回 東京R言語勉強会行ってきました

東京R言語勉強会@大森ベルポートニフティに行ってきました。 主催者の方やニフティの方が親切で、楽しくすごせました。 発表について Rを始めてから色々やってみたことについて、発表してきました。 資料はこちら。 Tokyo.R #19 発表資料 「Rで色々やってみ…

主観的な事柄の大衆的な傾向を定式化する

今日は他にやることがあるのだけど、毎日更新のペースを保つべくコラムを。 主観的な事柄の定式化 「面白さ」とか「悲しさ」とか、いわゆる「主観的」なことは数理的に定式化するのが難しい。けれども、「ジブリアニメ」や「大ヒットソング」など、多くの人…

多様体シリーズ(3)

今日も多様体の話を進めます。連載バックナンバー: (1)イントロダクション+α (2)多様体の定義 多様体の定義について、まだまだ残る疑問 前回の話で片付けてない疑問があったので少し考えてみる。平面上の円周を 中心からの距離が1の点の集合(*) …

多様体シリーズ(2)

今日は昨日に引き続き、多様体シリーズの第2回です。多様体の定義の「局所座標」について、もう少し吟味してみます。連載バックナンバー: (1)イントロダクション+α 硬派でもなく、エロでもなく、数学をやるのです。 第一回はイントロダクションという…

多様体シリーズ(1)

最近、多様体の勉強をしているのでブログ記事にも書いて理解を深めたいと思います。今日はその第一回です。初回なのでイントロダクション+αな感じに。 多様体が分かると何が嬉しいか 知ってる限り挙げてみます。 一般相対性理論が理解しやすくなる 最小2乗…

HTMLからの本文自動抽出

今日のテーマは、「HTMLファイルから「本文」だけを抽出するアルゴリズム」です。 (本格的な数理というよりは、アドホックな計算式を使ったテクニックになります)では早速。 動機:Webサイトから本文を抜き出したい ニュースサイトや、ブログ、など「テキ…

一般向けのフーコー本

今日もあまり時間が取れないので書評で。いきなりアフィリエイトで商売色が出てしまってますが、気に入ったらクリックして買ってくれると、私が次の本を買う資金になりますのでよろしくお願いします(笑) ちくま新書「ミシェル・フーコー」重田 園江著 つい…

数学と人生

今日は数学の話題を半ばこじつけ気味に織り交ぜた変なコラムを書いてみます。 (続編を残した記事がいくつかありますが、近日中に書く予定です。)さて。 「学ぶ楽しさ」と「ネット世代の老後」 私は小さいころから数学や理科が大好きで、プロの学者にはなれ…

確率論的なミニマックス法(前編)

本記事は、前回のエントリで書いた、ゲーム木探索アルゴリズムにおいて「評価値を確率変数とした場合のミニマックス法」についての検討の続きである。 勘違いしていたこと(重要でないので早く結論を得たい方は読み飛ばしてください) 最初の動機は「ベイズ…

ベイズ統計を用いたゲーム木探索

将棋、チェス、オセロといったゲームの「コンピュータ思考エンジン」を作るための「ゲーム木探索アルゴリズム」の分野では、「先読みする手をいかに絞り込むか」がメインテーマの一つとなっている。読む手をうまく絞れれば時間をかけずに答えを出せるが、読…

同値関係のユースケースを考える

「数理をソフトウェア開発に応用する話」は、どちらを出発点とするかによってアプローチが2つある。つまり「開発上の課題から出発して、それを解決する手段として数理にたどり着く」のか「数理から出発して、それを適用可能なソフトウェア開発上の課題にた…

このブログについて

ようこそ、数理工芸日記へ。この日記を書いている私は、以下のような人物です。 職業はソフトウェア開発エンジニアです。 大学/大学院では人工知能を専攻しました。 小さいころから数学と理科が大好きです。 数理を、ソフトウェアとして実現することに大き…

引きこもりとスーパーコンピュータ

(数理工芸日記の記念すべき最初の記事は、コラムです)「ひきこもり」は何かと話題になるテーマだが、それを明確に定義することは可能だろうか? もし、定義できるとしたら、それはどんな定義だろうか?本コラムはそれについて考えてみる。とかく「よくない…