第19回 東京R言語勉強会行ってきました
東京R言語勉強会@大森ベルポートニフティに行ってきました。
主催者の方やニフティの方が親切で、楽しくすごせました。
発表について
Rを始めてから色々やってみたことについて、発表してきました。
資料はこちら。
少し反響があったのは以下の2つ。
- PRMLの追試で生じた疑問の話
- 動画シーンカッターの話
最初のPRML第一章でグラフが再現できない話ですが、帰宅後に @K_T_O_K さんがツイッターで原因(Rのplotの使い方がまずい)を教えてくれて、解決。グラフの形を見てスケールの違いに気づくところにセンスを感じますね。ともあれ、お騒がせしました。こういう疑問を一緒に解決してくれる知人をたくさん作りたいので、疑問点を「発表」するというよりは「勉強会の参加者に教えてもらう」感じで次からは行こうかなと思いました。
次の動画シーンカッターは、5つのテーマの中で一番伝わりやすかったと思います。Rのパッケージを簡易アプリを通して紹介すると歓迎されやすいと思いました。アイディアが出れば、ですけど。
面白かった話
- デリバティブ(@fuji_fujimon)
二項モデルという「オプションの価格づけの簡易思考実験」みたいな話から始まって、ブラックショールズの式の意味や実際の金融機関での使われ方、Rでのシミュレーションまで紹介。クォンツという人がどんな知識を持って何をやっているのか少しわかりました。
- 複雑ネットワーク分析(@yokkuns)
ネットワークの性質を表す指標と、現実のネットワークに現れる性質、現実に近いネットワークをアルゴリズム的に生成する方法、など。あんまりやることが無い分野な気がしてたのですが、意外と奥が深そう。懇親会で話したmixiのエンジニアの方によると、書籍では基本的なことしか書かれていないので、論文をサーベイしたりする必要がある分野だとか。体系化された分野の技術を製品・サービス化したい方なので論文のサーベイとかしたことないけど、やってみようかなぁ。
- RをGPGPUで高速化(@wdkz)
サイバー系の会社丸出しのプレゼンテンプレートでしたが、ユーモアたっぷりの面白いプレゼンで、Amazon EC2でGPGPUマシンを使ってRの高速化をやった話も面白かった。サイバー系は明るい会社な印象を持ちました。