お酒について

まったく個人的な話ですが…。

僕はお酒が強くも弱くもない。ビールならジョッキ3,4杯はいけるし、ワインもちょっと無理をすればボトル一本を一人で空けられる。飲めないお酒というのもない。だから、飲み会の席はいつも楽しめている。

深酒をして記憶が飛んだ経験も数回ある。悪態をついて、後でそれを人づてに聞いて恥ずかしい思いをしたこともある。それもいい思い出だ。しかし最近、お酒に対して疑問をもつことが多くなった。嫌いではないが、あえて普通の飲み物(=いわゆる、ソフトドリンク)よりも高いお金を払ってまで飲みたいものか、と。

美味しいお酒というのがあることは何となく知っていなくもない。ウィスキーならバランタインボウモアラフロイグは飲んだことあるし、日本酒なら八海山の純米大吟醸や越乃寒梅の特選大吟醸は何度も飲んだことがある。こういう美味しいとされているメジャーどころのお酒は、確かに普段口にする酒とは違って、どちらが美味いかと言えば確かにこちらは高いだけあって美味いな、と感じる。しかし、同じ金を使うんだったらサーロインステーキとか特上寿司とか特上うな重を食ったほうがはるかに満足度が高い。

お酒を飲むことで、気分が開放的になるというのはあるかもしれない。でも、飲み会にいくと、ワイワイ騒げる雰囲気なので、アルコールが無くても十分開放感を感じることが出来る。それから、お酒を飲むと飲んだ後の時間が無駄になる。酔いがさめるまで、数時間かかるので、例えば飲み会が21時に終わったとすると、そのあと寝るまでの数時間は完全に無駄になる。多少の開放感よりも、飲んだ後の回復するまでの時間のほうが気になってしまう。

世界の歴史上、古代からお酒はお祭りの主役であり続けてきた。お酒を飲むことを楽しみにするというのは人類共通の普遍的な文化なんだろうとも思う。でも、もしかすると、お酒よりも楽しいことがいっぱいあったら、お酒は不要なんじゃなかろうか。

そういうわけで、もうしばらくアルコールは飲むのをやめようと思う。飲み会は好きなので行くとしても、ソフトドリンク派で通そうと思う。ワリカン負けしても、飲んだ後の時間の無駄をなくせると思ったら安いものだ。