僕から見てこの人は超絶頭がいいと思う3名
僕は本当に自惚れ屋で、たいていの人と話してても、メディア上の映像や文章で他人の考えを見聞きしても、「それは僕もかつて考えたことがあるし、大したことないのにおおげさだなぁ」って思ってばかりいる。
もちろん「深さ」や「広さ」という意味で優れた人はいっぱいいる。東大で研究をしている人は専門知識やその背景にある教養などはずば抜けて凄いし、プログラマでも神様みたいな人っている。そういう人は深さや広さがすごい。
でも、深さとか広さって「知りうる世界」にある出来事なのだ。
むしろ僕が興味あるのは「知りえない世界」をどこまで知ることが出来るかなのだ。
もちろん、最先端の数学の世界などには「知りえない世界」があると思う。けれど、ここでもう一つ僕にはこだわりがあって、「知りえない世界」が本当に知りえないものだと分かると、興味がなくなるのだ。
例えば、僕は高校生のころ、人工知能に凄く興味があった。ところが、大学や大学院でAIを専攻し、知能にまつわる哲学の本とかを読んでいるうちに、これはどうやら本当に知りえない世界らしいということが分かってきて、興味がなくなった。最先端の数学というのも、僕にとってはそういう類の世界に映る。
だから、少なくとも僕の頭で「知りえない世界」が「知りうる世界」に変わるときこそ、知の感動を覚える。
残念なことに、そういう変化をもたらしてくれる人は僕の周りにはいない。
それを僕にもたらしてくれる方は、この3人だけだ。
「存命の著名人のうち、誰を尊敬しているか?」という問いへの答えは、その人の価値観を端的に表しうると思うな。