デジタルな非言語的コミュニケーション

Facebookをついつい見に行ってしまう。それも、一日に何度も。そんな僕みたいな人は少なくないだろう。FBは「Webサービスにおいて人の存在感を感じさせるインタフェース」を徹底的に追及していると感じる。

特に凄いと思うのが「いいね!」のフィードバックに感じる情報密度だ。いいね!をくれた人の人格や人柄に対するイメージが不思議にも自然に浮かぶ。ネットって無意識に相手を傷つける恐れがあるような世界じゃなかったっけ。

我々は非言語的なコミュニケーションについて専らアナログな側面を強調しがちだけれど、非言語的かつデジタルな様式の可能性はものすごく大きいのかもしれない。それがデジタルなソーシャルメディアの本質かもしれない。

そうしたことを哲学的に分析するのが記号学という分野なのかな。また哲学書*1を読もうか。僕は高度に抽象的な理論が、具体的な製品やサービスとなって世界を変えうる可能性を垣間見たとき、ひどく興奮する。

*1:この場合はロランバルトの本をを読めばいいのですかね