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ビジネスうぜぇ。俺は好きなものを作るぜ。

一流というほどの技術力はないかもしれないけど、それなりにモノは作れるぞって自信をもっているエンジニアが一人で起業したケースで、受託開発を離れて自社製品の開発を進めようとしたときにありがちだと思われる話をします。


僕は起業する前は、自分はとても勇気があって、リスクを取ってどんどん製品を作れると思っていた。

実際、起業してみたら、なんだか自分はすごく楽観的で、将来なんとでもなるさ感があったので、それは良かった。

けれど、いざ一人で製品開発をやってみると、これがなかなか「怖い」。

例えば、作ってる途中で

「これだけ頑張っても、売れなかったらゼロだな」

とか

「これなら確実に市場があるのはわかるけど、僕の好きな数学の要素がゼロだなこれ」

とかいう気持ちが出てきて、結局放り投げて別のことに興味が移ってしまうのだ。

セルフマネジメントという点では、自分の「好奇心旺盛という長所」と「飽きっぽいという短所」をうまくドライブできていないし、そもそもの起業家の資質としては「リスクテイカー」の要素が不足している。

変なコダワリが足を引っ張ってる面もある。

  • 自分がすごく興味があることを追及すると、そういう製品はまだ世の中にないので、売れるかどうかが不安になって最後まで作れない。
  • 市場がありそうなものを作り始めると、そこにはあまりテクニカルな面白味がなさそうに思えて、最後まで作れない。

自分自身の人格面まで決めつけるのは良くないかもしれないけど「チャレンジするまえからビビっちゃう、ビビり」なところが思ったより大きくあるって、よく分かった。また僕は、勉強には熱心だけど、仕事には怠惰、だとも思う。

じゃあどうすべきなのか。

一つ言えることは、こういう僕みたいなタイプは少なくないだろうということ。

コダワリが強く、勇気があまりない、リスクを取れない安全志向なタイプ、そういう人が起業してうまくやっていくにはどうすればいいのかを考えることには価値がある。

具体策は、

  • 受託開発をやってお金を貯めて、そのお金の範囲でできることをやり、ヒットしたら資金調達してブーストを掛ける

くらいしか思い浮かばない。

それって、どこにでもありそうな普通の会社だ。

僕自身がどこにでもいそうな普通のエンジニアなのだから、それでいいのかもしれない。


でもねー。


そういう道をいくとそれはそれで、一発でっかいことやって、ドーーンと成功したいって思っちゃう中二病を持て余しそうなんだよね。


なので、「どうすべきか」ではなく、「何ならできるのか」という風に考えたほうが良さそうだ。

つまり、

「僕は、どういう風になら、製品を最後まで完成させられるのか。」

そう考えると、答えは一つ。

「ビジネスうぜぇ。俺は好きなものを作るぜ。」

結局、そういうことになってしまうのかな、と。