JOYSOUNDの会社が主催する言語解析APIハッカソンに行ってきた

追記:表題は主催会社がJOYSOUNDの会社になってますが、主催はサムライインキュベートで担当は両角さんとのことでした。勘違いしておりました、すみません。

今日は一日このハッカソンに行ってきました。

主催社のエクシング(株)という会社はJOYSOUNDの運営会社です。そこと取引関係にあった言語解析技術会社がエクシングに買収されて事業化を進めようとしているそうです。

言語解析をしてくれるWebAPIがあって、それを使ってアプリやサービスを作るというハッカソンです。APIの仕様は公開してはいけないらしいですが、形態素解析や感情のネガポジ判定やフレーズどうしの係り受け解析等をやってくれます。

10時から18時までオリエンテーションから始まって適宜休憩を入れての8時間バトル。

私が作ったサービス

2013年のツイ友 分析しったー

です。1年分の自分へのメンションツイートを分析して、自分への評判や多かったトピックテーマ、メンションの相手とそのノリなどを集計して表示してくれるというもの。

上記リンクは私(@chiral)の分析結果ですが、誰でも

自分のアカウントで試してみたい場合はこちら (スタートしてからしばらく時間がかかりますが、「先へ進む」のリンクをクリックせずにしばしお待ちください)

追記:2013/12/16現在、言語解析APIサーバが閉じてしまい動きません…。ハッカソン後一週間くらいAPIサーバ継続するって説明文書に書いてあったのに…。

追々記:ハッカソン後1週間利用できるのはイベントスポンサーの「さくらクラウド」のほうだったそうです。エクシング社のAPIサーバは当日限定ということで、基本的にイベント外でサービスを試してもらうことは出来ないそうでした。こちらも私の勘違いですすみません。
で試せますの興味ありましたらどうぞ。(不正に個人情報の蓄積したりはしてないのでお気軽に)。

「話が盛り上がった」「議論が白熱した」「だべった」という3つの評価があって、

  • 「話が盛り上がった」= その相手からのツイートの「ポジティブスコア - ネガティブスコア」の合計値
  • 「議論が白熱した」= その相手からのツイートの「ポジティブスコア * ネガティブスコア」の合計値
  • 「だべった」= その相手とのツイート数 ÷ {その相手からのツイートの「ポジティブスコア+ネガティブスコア」の合計値+1}

という指標で順位づけしています。自分のを試したら「お、確かに」という結果が出てきて面白いです。

結果

9チーム中4位までが入賞で賞品をもらえますが、入賞できませんでした。殆どのチームが企画したものを最後まで完成させられないなか、私はちゃんととりあえず使えるものを仕上げたし、さらに上の指標が凄くうまくいって興奮していたのでこれは優勝間違いないだろうと思ってたところ入賞すらできず激しくショックでした。

優勝したのはシルバーエッグテクノロジーでレコメンデーションシステムの研究開発をされている加藤さんが作られた「欲望センサー」でした。係り受けが解析できるメリットを活かして、「食べたい」「飲みたい」「行きたい」などの願望表現が含まれるツイートをリアルタイムに拾ってきて係り先の言葉を頻度順にランキングするというシェルでコマンドラインpythonスクリプトを動かしてプレゼンするだけのシンプルなものでしたが着眼点が素晴らしかったです。「食べたい」は「ラーメン」がトップをキープしてたり色々面白かったです。「揉みたい」っていうのを入力したら「おっぱい」がぶっちぎりトップで会場一同大爆笑、それで加藤さんの優勝が確定そういったプレゼンと企画と実装の総合力で加藤さんが優勝という結果でした。

しかし、とても悔しい。ハッカソン参加はこれで5回目くらいになりますがこれまでの参加歴から今回は「サービスとして使えるものを時間内に仕上げること」を特に重視してその通りになりましたが、企画やプレゼン含めての総合力が重要だと改めて実感しました。

あぁ、悔しい。今回はマジで勝ちに行ったのに。この先ハッカソンはリベンジするまで頻繁に参加しようと思います。

昼夜ともにごちそうがいっぱいで、特にティラミスが濃厚なマスカルポーネチーズ入りで最高に美味しかったです。ご馳走様でした。