麻雀の反省

一昨日、昨日と久々に連日で麻雀をした。起業してからこんなに麻雀をしたのは初めてだったので、とくにリスクテイクの面において自分が成長したかどうかを麻雀を通して確かめられるかもしれないと思いながら打った。もちろんそんな大げさで真面目なことは2の次で、めちゃくちゃ楽しかったですが。。

本記事は今回の自分の麻雀の具体的な振り返りと反省です。(ちなみに成績は3半荘3回で2位が2回と3位が1回、東風戦3回で2位3位ビリが1回ずつ、と、1回も一位とれませんでしたorz)

リーチ掛けてる相手に振り込むリスク vs 自分の手が発展するリターン

これが麻雀のリスクテイクとして一番よく出てくるパターンだと思う。今回は特に自分の狙う手が「どのくらい高いか」と「実際に上がりやすそうか」というリターンの面を見て、それが振り込むリスクに見合うかという点を意識して打った。結果としては、まずまず。ドラの役牌の3枚目を積ってアンコウが出来て中盤くらいでイーシャンテンくらいになったとき、リーチを掛けてる相手がいてもそれなりに踏み込んで捨てるというのが何回かあったが半々くらいの成果だった。

リーチ掛けるか、ダマテンでいくか

今回のルールがナシナシで赤ドラ3枚ということで、割とテンパって役がなければ待ちが悪くても即リーチを掛ける方針で打った。これは序盤と終盤で成否が違ったのだが、それがセオリーと逆だった。ふつう、序盤であれば待ちが悪いリーチを掛けても残り長いから有望で、終盤だとリーチ棒の無駄遣いになってしまいそうだが、今回はその真逆だった。序盤でカンチャン待ちリーチを掛けると、まず振り込んではくれず、全然積れず、ライバルは回し打ちをしながらテンパったり上がったりして結局負けるというパターンに終始した。いっぽうで終盤の残り3,4枚のところでリーチを掛けると、ライバルたちはテンパイに持っていく余裕がなくてノーテンで流れてテンパイボーナスもらえたり、あとは終盤だと相手は既に結構いい役が出来ていて崩したくないという気持ちになるのか振り込んでもらえたりして、こちらは殆ど成功だった。

ナイて形を決めるか

ナシナシのルールなので、ナイたら形が限定される。それを嫌って今回僕は役が確定する前に投機的に泣くということを一切しなかった。しかし赤ドラ3枚のルール下では少しその作戦も使ったほうがいいようで、形を決めてドラを絡めて3役〜マンガンで相手が上がってくるケースが結構あった。今回のメンツが割とナキ麻雀好きな人が多かったせいもある。

総括

はっきりいって、起業してリスク管理意識が高まったとか思ってた割に、全然強くなってなかった。流れに逆らわずに打ちまわす、ということを以前より意識して打つようにしたものの、後から追っかけリーチされて負けたり、ツモりでバンバン揃っていくので運を信じて相手のリーチにも怯まず捨てたら振り込んでしまったりと、さえなかった。

以前より上手く出来るようになった実感があったこともある。それは、当初想定してたリスク管理的な側面よりも、そういう勘が無くても確実に分かる「場の捨て牌から待ちを限定する」とか「相手の捨て方や泣きかたから可能な相手の役を限定する」とか、そういうコンピュータアルゴリズムで簡単に計算できそうなところでは進歩した実感があった。

つまり、今回の少ないサンプル数から臆面なく言ってしまうと、起業して僕の麻雀は「カンが鈍り、その代り以前よりコンピュータ的になった」ということです。

というわけで

ビシバシと直感でリスクを取ってガンガンビジネスを回していく青年実業家という理想像に近づきたくて起業したという面もあるのに…ガッカリです。

しかし、まずいことに学生時代よりも会社員時代よりも今のほうが麻雀を面白く感じます。それは、気づける判断材料が増えたからだと思います。(あ、判断材料が増えたから、自分のセオリー重視な性質がどんどん強まっていってるわけか、なるほど。でも考えないで直感で打つってどうやるんだろう…)


ではまた明日。